焼き栗、レザー、バニラ
うま味
★★☆☆ / 渋味
☆☆☆☆
コク
★★☆☆ / 火入れ
★★★☆
品種・技術メモ
一般的にはあまり知られていませんが、九州の熊本県は煎茶や玉緑茶、そして釜炒り茶も生産している主要な茶産地です。この釜炒り茶は天草の栖本からで、生産者の方々は潮風の吹く海辺という厳しい状況に対応してきました。
品種は有名なやぶきたです。20世紀初めに杉山彦三郎氏によって選抜され1953年に登録されたこの品種は、今でも圧倒的に最も普及している品種です。
このお茶は、釜炒り茶では珍しい被覆栽培で、品評会出品茶に近い形に仕上げられています。
香りの印象
香気は豊かで強く、九州の釜炒り茶の特徴である焼き栗を思わせ、またバニラも香ります。
味わいの特徴
口に含むと、釜炒りにしては突出したうま味があって濃厚です。渋みはなく、栗とさつまいものような甘くて豊かな芳香があり、口の中に余韻が長く残ります。
二煎目以降もうま味があり、芳香は変わらず際立っていて、古びた革のような感じがするようになっています。
まとめ
このお茶には釜炒り茶特有の芳香がしっかりとありながら、このタイプのお茶には珍しい濃厚なうま味もあります。
お茶のプロフィール
茶種: 釜炒り茶
産地: 熊本県天草市栖本町
品種: やぶきた
被覆: 7日間 (直がけ)
摘採: 2026年4月22日